砂の山

2005年3月2日 ―。
砂時計は割れて溢れ出した
私は吐き出し 後悔し 虚しくなって
鉛の礫は砕け散った

気が付けば砂の山

硝子の破片を集めて、戻してみようか
隙間から砂は零れてしまうかもしれない
正確な時間は戻らない
それでも欠片を集めて

そんなに砂の山は厭だった?

少しずつ零れていく砂は風に飛ばされ
そのうちなくなって
砂の山を形成していたものは
その砂だけだったか

気が付けば砂は跡形もなく
そこに私がいた

時間と言葉と感情と

ここには何がある?

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