A「最近漫画が読みづらくなってきました。」
B「どういった意味でですか?」
A「昔は会話が何処にあっても読めたんですけどねぇ。」
B「ほぉ。」
A「最近ではそれがどうも読みにくくて。」
B「それは漫画を読む頻度が本を読む頻度に比べ少ないからでは?」
A「そんな!私は活字中毒ではないですよ?」
B「はて、活字中毒とはなんでしょう?」
A「……そういえば活字中毒っておかしなことばですね。」
B「………」
A「活字中毒は一般的に『活字がないと駄目な人』のことを指すみたいですが。」
B「中毒……おかしなことばですね……」
------------------------------------------------------------
こんな会話がありました。(※実際の話し方とは異なります)
「活字中毒」
まず、活字とは
活版印刷、和文タイプに用いる字型のことで、それが転じて書籍一般を指すようになった言葉でしょう。
次ぎに中毒とは
物質の毒性により機能障害を起こすこと、周囲の状況になれ感覚が麻痺すること、といった意味だと思います。
活字中毒とは?
会話の内容に依れば、「活字に依存性を持った人」ということになりますが。
確かに中毒症状のものによっては薬物中毒をとれば依存性は見られます。
しかし、薬物中毒の場合での依存性は薬物の毒性によっての慢性中毒による機能障害の一部と考えられますが、活字は如何な物でしょう?
私は書籍に毒性があるとは到底思えません。
機能障害は形態的な変化を伴わず細胞・組織・器官などが正常に働かなくなることですが、活字中毒の人はどこに異常をきたしているのでしょう?
書籍自体に毒性がないならば中毒とは言い難いですが、後者で考えたとしてもやはり中毒とは考えにくいです。
依存するということにおいても、依存すると言うことは、その物があって存在するということですから、なければ存在できない恐怖感があるはずです。
となれば、書籍がなければ日常生活に支障が出てくることでしょう。
となれば、ある意味で機能障害は起こしてると言えるのではないでしょうか?
しかし、それは中毒でしょうか?
アルコール中毒。アルコールを分解する際に毒素発生。
薬物中毒。薬物摂取時に毒素吸収。
食中毒。細菌の毒素によるもの。
中毒症状には何らかの毒素が関わっているので毒性による機能障害という意味がありますが、書籍の毒性はどこにあるのでしょう?
活字中毒。
大変な障害を持った人もいるものです。
一刻も早い回復をお祈りしたいと思います。
機能障害ですから時間は掛かると思いますがね。
「最近私って活字中毒でさぁ〜」とカミングアウトしている方がいるそうで。
依存性の高い中毒症状であれば「最近」という表現もおかしいような……
日本語は刻一刻と変化しつづけているなので、当たり前の表現かもしれませんが、違和感はなかなか消せないものです。
という話の一つ。
B「どういった意味でですか?」
A「昔は会話が何処にあっても読めたんですけどねぇ。」
B「ほぉ。」
A「最近ではそれがどうも読みにくくて。」
B「それは漫画を読む頻度が本を読む頻度に比べ少ないからでは?」
A「そんな!私は活字中毒ではないですよ?」
B「はて、活字中毒とはなんでしょう?」
A「……そういえば活字中毒っておかしなことばですね。」
B「………」
A「活字中毒は一般的に『活字がないと駄目な人』のことを指すみたいですが。」
B「中毒……おかしなことばですね……」
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こんな会話がありました。(※実際の話し方とは異なります)
「活字中毒」
まず、活字とは
活版印刷、和文タイプに用いる字型のことで、それが転じて書籍一般を指すようになった言葉でしょう。
次ぎに中毒とは
物質の毒性により機能障害を起こすこと、周囲の状況になれ感覚が麻痺すること、といった意味だと思います。
活字中毒とは?
会話の内容に依れば、「活字に依存性を持った人」ということになりますが。
確かに中毒症状のものによっては薬物中毒をとれば依存性は見られます。
しかし、薬物中毒の場合での依存性は薬物の毒性によっての慢性中毒による機能障害の一部と考えられますが、活字は如何な物でしょう?
私は書籍に毒性があるとは到底思えません。
機能障害は形態的な変化を伴わず細胞・組織・器官などが正常に働かなくなることですが、活字中毒の人はどこに異常をきたしているのでしょう?
書籍自体に毒性がないならば中毒とは言い難いですが、後者で考えたとしてもやはり中毒とは考えにくいです。
依存するということにおいても、依存すると言うことは、その物があって存在するということですから、なければ存在できない恐怖感があるはずです。
となれば、書籍がなければ日常生活に支障が出てくることでしょう。
となれば、ある意味で機能障害は起こしてると言えるのではないでしょうか?
しかし、それは中毒でしょうか?
アルコール中毒。アルコールを分解する際に毒素発生。
薬物中毒。薬物摂取時に毒素吸収。
食中毒。細菌の毒素によるもの。
中毒症状には何らかの毒素が関わっているので毒性による機能障害という意味がありますが、書籍の毒性はどこにあるのでしょう?
活字中毒。
大変な障害を持った人もいるものです。
一刻も早い回復をお祈りしたいと思います。
機能障害ですから時間は掛かると思いますがね。
「最近私って活字中毒でさぁ〜」とカミングアウトしている方がいるそうで。
依存性の高い中毒症状であれば「最近」という表現もおかしいような……
日本語は刻一刻と変化しつづけているなので、当たり前の表現かもしれませんが、違和感はなかなか消せないものです。
という話の一つ。