黒革のソファ

横を通るたびに（うっかりは通りかからないんだけどね）
惹きつけられてしまう。
黒々とした立派な光沢があるというわけではないが、優しい光を包んでいるようなその深みのある黒。
いつも忙しく人を迎えているわけではない、気ままにそこに座っているかのように時間の流れを感じさせないソファ。
おいでと呼ばれているような気がするのは、
きっと私が睡眠不足だから。

そう、ソファに想いを寄せているのではないのです。
どちらかっていると、ソファで休んだら気持ちがいいだろうな…という、妄想の中でソファに座っている自分に惹かれているような感じです。
確かにあのソファ、上で書いたことを感じないこともないんだけど。

何よりも、座り心地がいいのよ！
睡眠不足の時にあのソファで寝れたらどんなに幸せか！！

そんなこんなで後ろ髪を引かれる想いでデスクに戻る私。