伝える気などさらさらなかったのに…

ごめんね。
いままでずっと黙ってたのに。

心配することが分かっていたから
どうすることが出来ないことを伝えることが分かっていたから

今なら離れている自分を責めることが分かっていたから
それでも心配することが分かっていたから

でも、限界だったんだ
ひとりで抱えるには

誰しも私なんて時間軸の一部でしかなく
君にすら一部でしかないのに

だから誰にも頼ってはいけないのだけど

それでも限界は弱い私を更に弱くし
頼ってはいけない感情を麻痺させて

そして君を困らせる

ごめんね

普通で居ることは難しいこと
気にしない振りをするのは殺すこと

ごめんね

言っちゃったよ

心を考えずに自分勝手に

弱い自分がいつも君を困らせる

独りが平気になればいいのに
強くなれればいいのに
支えて上げられるほど強くなりたいのに

今日も枕に跡が残る