ひとつ、ふたつと床に落ちた

ひとつ、ふたつと落ちるとき

全ての苦しみや悲しみや悩み

それらも落ちればいいものを

そうそう巧くはいかないらしい

無駄に落ちて、拭き去ることも忘れ

再び其の場所に行けば拭き忘れた跡も消え

自分の影すら忘れ去られる

それでも、何一つ消えやしなかった

全ての苦しみや悲しみや悩みは

私の心にずっとずっと影を残したまま


無造作に吐き出された言の葉

忘れもしない生々しい傷を抉る

ゆっくりと、静かに侵食され

絞められた首から今日も落ちる悲しみの跡

誰も気付かないまま

誰にも気付かれないまま

そのまま消えて生き

そのまま消えて逝きたい

消えて欲しいのでしょう?

だったら其の視界から記憶から存在を消せばいい

そしたら私は消えたように君の傍にだけ存在できるのに

莫迦な話

くだらねぇな



もうたくさんだ

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